第3話 仕事の始まり

 入社当時畜産の現場は旭川市内と十勝清水の2か所で工事が行われていた。
その中でも旭川の現場は大型養豚肥育舎新築工事なのだが、かなりの遅れと問題が発生している状態だった。
「型枠大工さんが不足している」「下振れがひどい」「どうするんだ!」と毎日こんな事の繰り返しで現場と会社の行ったり来たりを繰り返していた。

 なので最初の仕事が職人探しから始まった。
旭川近郊の建設会社に飛び込み協力をお願いして回ったりもしたが、9月10月頃はどこも忙しく見ず知らずの会社の者には冷たい対応は当たり前の事だ。
それでも、職人を確保しない事には工事が進まない、昔の仲間に声をかけ伝手を頼りに何とか探し出す事ができた。その会社の工事現場を見てこの会社の職人さんはいい仕事している、間違いない掘り出し者だと確信、賃金交渉を進め旭川の現場に入ってくれる事が決まり取りあえずの目途はついた。
 その後その会社の社長さんが仲間の会社を誘ってくれたおかげで、かなりの数を集める事ができた。
今でもその社長達とはいい関係で仕事ができている・・・たぶん。

プライム下舘工務店 北海道・北の物語

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